日系ブラジル人のマインド
まず、日本の遺伝子が比較的強いのと南米・欧米とは大きく離れているため、移民から世代を経ていても一目でそれとわかる見た目をしていることが多い。顔立ちだけでなく、体型まで中肉中背で笑ってしまうほどだ。太っていても限界があるのかでかくなりすぎていない。 次に日系人の我々への目線に触れる。日系人は外見こそアジア系であるが、中身はブラジルの人である。サンパウロの人たちは外見による差別や判断はほとんどしないため、我々は彼らからみて立派な「ガイジン」である。つまりこちらが親近感を覚えるほどには、仲間意識を我々に対して感じていないようである。あと日本の地理にもそこまで詳しくなくて、千葉出身というと、チバ犬っているよね?とってもcuteらしいじゃん。ああそれはシバイヌでチバとは関係ないですよ。Oh~!!というやりとりは何度かした。例えていうならば、日系人と日本人の関係はひいおじいちゃん同士が海軍時代に同じ船に乗っていたらしいよ、くらいの重要度と思う。親近感の抱きすぎには注意が必要だということだ。
日本との時差が12時間であること、季節も日本とは反対であること、など地球の裏側にいることを片時も忘れることはなかった。しかし日系人が多いので(サンパウロにいる限りは)差別を受けることはなく道行く日系人たちの顔立ちから得も言われぬ安心感だけ得られる。ただし日系人たちはルーツが日本にあるだけで彼らは立派なブラジル人である。過度の親近感を抱くのは禁物である。差別がない代わりに区別もないため、見るからにポルトガル語を理解していないのに見境なく喋りつづけるなど一か月の滞在の宙ぶらりんの者からすると現地人と同様に扱われるというのは温かくも厳しい対応に感じられた。
ブラジル人のマインド
ポルトガル語で鬼のように話しかけてくる。こちらが言葉を解していないことがわかっても英語に切り替えるなどは稀で、ポルトガル語のまま伝わるように頑張ってくれる。差別がない代わりに区別もなくポルトガル語で話す。 英語が第一言語で、完全に地域のコミュニティ言語になっている(アメリカなど)、しかも切り替えてあげるなどの配慮なし。というのは想像がつくが、ポルトガル語という日本では全くなじみのない言語が共同体の共通言語になっていて、他の言語に切り替えてあげるような配慮さえないのは他の言語ではありえない話ではないか。